多くの外来語の中で、「システム」なる言葉ほど日本語化が難解なものも少ない。種々のメカニズムや組織および制度、あるいは飲み屋の料金体系から大宇宙の組成まで、実に広範な概念と用法をこの言葉は包含しており、そのまま対応しうる翻訳語を日本語の中に見出せない。
そして、この便利な言葉が種々の名詞に付されると、あたかも科学的な抗弁しがたい裏付けがある仕組みであるかのように想念させられてしまう。
本筋の連結決算システムの話もしっかり書かれているが、かなり気に入ったのが上記の部分だ。よくぞ行ってくれた!って感じ。
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