2009-02-09

Book::無の道を生きる-禅の辻説法

タイトルから想像していたよりは、かなり「俗」な辻説法だ。といっても、けっして低俗という意味ではない。専門用語を連ねて読者を煙に巻くのではなく、地に足の付いた言葉で、禅の道なるものを一般人に解りやすく語ってくれる。
さて、その禅とはなにやという解であるが、「体験こそが唯一の禅の道」「肝心なことは、”何も考えない”こと」とと記されている。言葉では簡単だが、八日間寝ずの修行もあるという。心身に鞭打つ八徹夜ならまだしも、食事以外はひたすら座禅の八日間らしい。

無の境地とは、そうして到達できるものらしい。「考えない」というのも俗人には相当難儀なものだと思う。

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